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MORINOWA

一般社団法人 森の輪

TUMU

木製品が山からあなたの手に届くまで。

どんな山で、どんな人が関わって、どんな想いが込められて、

そんな「道すがら」の人と人、人と木の「かさなり」が見える創造的な活動のための素材としてTUMUを贈ります。

 

木は、森で育つ。

「森を育てる人」「木を伐る人」がいます。森の育て方、木の収穫の仕方、多様です。

 

木は、製品になる。

「丸太を運ぶ人」「木を加工する人」「製品をデザインする人」がいます。

集材の仕方、トラックの大きさ、工場や作業場の大きさ、使用する機械の性能、働き方。多様です。

 

木は、あなた(消費者)の手に届く。

「木が好きな人」「そうでもない人」「こだわるところ」「こだわらないところ」もちろん、消費者だって多様です。

 

これまで多くの木製品は、その背景の見えないプロダクト。その木がたどってきた道すがらは見えづらいものでした。

一般社団法人 森の輪 が大切に培ってきた「作り手」と「消費者」のよい関係。

それをさらに広げ、進めるために TUMU は生まれました。

 

どんな山に生きていた木か。どんな人が関わって、、どんな想いが込められているか。

TUMUは、可能な限りそのプロセスが見えるように配慮されています。

そして、関わる人が多様であれば、その価格も多様である、それがTUMUの考え方です。

 

山を、人を、想い、を選んで、あなただけのTUMUをお楽しみください。

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TUMU - made in japan -

□1set : 16 piece □1set : 32 piece

規格 1ピース:144×36×9 mm

販売 現時点(2025.1)では、一般社団法人森の輪が出店するイベントでのみ体験・購入できます。

   イベント出店情報

   2025年1月1月27-28日 HOKKAIDO WOOD展

   2024年10月17-18日 HOKKAIDO WOOD マルシェ

   2024年8月17-18日 WOODコレクション2024「JAPAN ReWOOD

2024 series - list -

1. 厚沢部町産イチイ/ チエモク株式会社

2. 上川地域サクラ/ 株式会社コサイン ○

3. 旭川市産シラカンバ/ 樹凛工房 ○ × 里山部

4. 道南地域スギ/ くらcra合同会社 ○ × 株式会社ハルキ

5. 旭川市産タモ/ 株式会社ガージーカームワークス

6. 中頓別町トドマツ/ 合同会社フィールドギフト ○

7. 下川町産ハンノキ/ チエモク株式会社 ○

8. 当麻町産マカバ/ 合同会社フィールドギフト

9. 上川地域ミズナラ/ 株式会社コサイン ○

10.山梨県笛吹市桃の木/ 一般社団法人森の輪 □○ × 花田 満、高橋 梓(AZ Consulting Firm)△

△ 森から木を伐ったひと □ 丸太を板にしたひと ○ 板からTUMUをつくったひと

HOKKAIDO 2024 series - Project Team -

株式会社コサイン ○(旭川市)

cosine Inc. (Asahikawa City)

 

木のしあわせを届けよう~ 木とともに暮らす 私たちにできること ~ 私たちは北海道旭川市で「長く大切に使える、木の生活道具」を作り、お客様の暮らしに木のぬくもりをお届けしています。1988年に設立した株式会社コサインは、家具作りで残る木材を無駄にせず生かしきるため、小さなスイッチカバーや時計からものづくりをはじめ、現在ではハンガーラックやコート掛けなどのサイドファニチャーを中心に多岐にわたる製品を製造販売しています。2012年には「コサインの森」を取得し、自然の尊さを学びながら、大切な資源である木を材料無駄にせず、使い切る努力をしながらものづくりに取り組んでいます。お客様の声を大切にし、長く世代を超えて使い続けることができる製品作りにこだわり、選んでいただいた製品が、未来に渡ってお客様の暮らしを豊かに快適にし続けることを願っています。

株式会社ガージーカームワークス ○(旭川市)

gauzy calm works Ltd. (Asahikawa City)

 

gauzy calm worksは家具産地の北海道旭川を拠点とするオーダーメイドファニチャーブランドです。 ものつくりのブランドであり、確固とした製造実態を持ち、作り手である自分たちの「ものづくりを楽しむ心」、「挑戦する事を楽しむ心」、そして私たちが主に扱う素材である木材を大事に思いながら活動しています。 好きで楽しく情熱を持って製作した家具は、きっとその思いも一緒に使う人に届き、より豊かな暮らしを提供できるはずだと信じています。

樹凛工房 ○ × 里山部 △(美瑛町×旭川市)

KIRIN-KOUBOU × SATOYAMABU (Biei Town/Asahikawa City)

樹凛工房は北海道美瑛町の小さな家具工房です。日々のものづくりで北海道産の広葉樹を扱う中、主要な材を、森にこれ以上負荷を与えることなく恒久的に使用し続けることができるのか・・・との思いの中、北海道に自生する白樺に持続可能な地域資源としての可能性を見出し、市場に提案する活動を行っています。樹凛工房が参加する「一般社団法人 白樺プロジェクト」の活動については、ホームページで詳しくご案内しています。お手に取られた様々な樹種の木製品、その背景に思いを寄せていただけましたら幸いです。

里山部の森は、1700種近くの動植物が生息しています。生物の多様性を高めつつ、本質的な体験の場として保全と利活用を行っている森です。年間に伐採する木は10本以下。木々の成長量を超えないように、かつ買いたい人が現れるまで伐らないスタイルをとっています。里山部の木は、主に家具材として利用されています。使いたい人、つくる人、木こり(山主)と一緒に森を歩き、選木し、かつ全部使い切るようにしています。モノになった後でも、伐り株に会いに来られる家具づくりも特徴です。みなさまには、環境保全の見える化がされている森、顔の見える木こりが提供する、本質的な木材利用という選択肢を提案いたします。

くらcra合同会社 ○ × 株式会社ハルキ

cracra LLC × Haruki Inc. (Hakodate City/Mori Town)

函館市で木の家具などを製作しています。 弊社では基本的に地域材を使用しています。 主に、森町の株式会社ハルキで製材乾燥された道南スギを使用しています。 地産地消は地域の産業を盛り上げます。 また産地がはっきりしていること、材の狂いなどが出にくいことは使い手にもやさしく、現代のものづくりに合っていると思います。 大量生産の時代が過ぎ去り、産業の人手は減り、木を育てることも、木製品を作ることもハードルが上がっています。貴重な自然の素材として、より価値を感じていただけますと幸いです。

チエモク株式会社 ○(札幌市)

Chiemoku Inc. (Sapporo City)

 

札幌市西区小別沢にあります、チエモク株式会社です。 北海道産の木材のみを使い、食器を中心とした木工クラフト製品を製造しています。私たちの理念は「木のいのちも喜ぶものづくり」。よく工夫し丁寧な加工をして、お客様に長く愛されるような製品づくりをすることで、生きものであった木のいのちに報いたいと思っています。また貴重な天然林を守りたいという想いから、北海道産木材の中でも人工林の侵入木として採れる、成長の早いハンノキの活用に取り組んでいます。サステナブルな人工林から出る材の積極的活用、付加価値の向上に微力ながら貢献したいと思っています。

合同会社フィールドギフト ○(当麻町)

FIELDGIFT LLC (Toma Town)

 

フィールドギフトは当麻町を拠点に『木と社会をつなぐ』をキーワードに活動しています。 木育と、ものづくり。 木材の温かみや魅力を、木に触れる体験を通して伝え、人々が木とより深く関わる機会をつくっています。 森と、木材。 地元の木を積極的に利用しながら、20,000㎡の所有林を森林体験の場として活用しています。 森を知ることで木を使う人が森林保全に気を遣う人になるようにメーカー、ユーザーに働きかけています。

 

Special series

AZ Consulting Firm 高橋 梓(山梨県)

AZ Consulting Firm (Yamanashi)

 

桃の木は一般的に、1-5年目が若木、6-12年目が成木、13年以上は老木と呼ばれます。今回切った桃の木は、なつっこという品種で、樹齢20-25年でした。桃の木の中でも、超後期高齢者です。桃の木は実の重さで年々折れ曲がり、枝が垂れ下がります。樹齢を重ねた桃の木は、形の良い桃の実をつけることができず、農協や市場へ出荷できなくなります。老木の桃は、味はとびきり美味しく、一流の甘い実をつけますが、日本の消費者は桃を贈答品として取り扱う事が多く、見た目の悪い桃は市場に出回りません。そのため、どんなに味の良い桃を成らす木があっても、形の悪い実をつける15年以上の老木は、伐採して植え替えるしかありません。

山梨県で果樹園を営む花田満さん(筆者の叔父/2025年時点75歳)が桃の木を植え大切に育ててきましたが、昨年の猛暑と雨不足で、ついには直径30センチ以上の太い枝も2本折れてしまいました。さらには老木のため虫がたくさんつくようになり、桃特有の病気も発生していました。大枝が折れると、そこから水分がどんどん蒸発し、木の痛みが進みます。折れた部分をきれいに処理しても、内部にはひびが入っていることが多く、養分と水分を実に行き渡らせることができなくなります。そんなこともあり、今回樹齢20-25年の桃の木を2本切りました。切った木は、通常畑で燃やします。農家は木や枝を燃やして、またその灰を土にして、循環させます。今回燃やす予定だった桃の木は、とても太くて立派だったため、SNSで再利用してくださる方を募集し、大学の先輩である馬場さんに繋がりました。

また、桃畑を引き継ぐという過程で初めての伐採となり、満さんの愛着のある木を別の形で残せたら、という思いもありました。桃の師匠である満さんは、先代の時代から、梨、葡萄、桃農家を営んでおりました。3年ほど前に脳梗塞を患い、過酷なリハビリを経て、今では日常生活には困らないくらいに回復しました。手足はなかなか思うように素早く動かすことができず、脚立に登ったり、暑さ・寒さの中で働くことが難しくなりました。私は東京でメーカー勤務をしながら、土日や長期休暇の度に、満さんの畑を夫婦二人で手伝うようになりました。2024年4月からは、私がメーカーを退職し、満さんの桃農園を引き継ぎました。満さんが手塩にかけて育てていた桃の木は、「AZ Misaka Farm」という畑の名前で、2024年7月からオンラインや桃狩りで桃とジャムを販売しています。長年育てた、甘い実のなる桃の木を切ることは、桃農家では普通のことで、毎年順番に木を切って、新しい苗を植えて、畑は循環していきます。

今回大木の桃を切ったことは、満さんと私の中ではとても象徴的な出来事でした。形を変えて「tumu」というウッドピースに生まれ変わった桃の木は、満さんのこれまでの人生が詰まっているように感じます。

合同会社くらcra | 株式会社コサイン | 株式会社ガージーカームワークス
​チエモク株式会社 | 里山部 | 樹凛工房 | 合同会社フィールドギフト

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