△ 森から木を伐ったひと □ 丸太を板にしたひと ○ 板からTUMUをつくったひと
1. 厚沢部町産イチイ/ チエモク株式会社 ○
2. 上川地域サクラ/ 株式会社コサイン ○
3. 旭川市産シラカンバ/ 樹凛工房 ○ × 里山部 △
4. 道南地域スギ/ くらcra合同会社 ○ × 株式会社ハルキ □
5. 旭川市産タモ/ 株式会社ガージーカームワークス ○
6. 中頓別町トドマツ/ 合同会社フィールドギフト ○
7. 下川町産ハンノキ/ チエモク株式会社 ○
8. 当麻町産マカバ/ 合同会社フィールドギフト ○
9. 上川地域ミズナラ/ 株式会社コサイン ○
10.山梨県笛吹市桃/ 一般社団法人森の輪 □○ × 花田 満、高橋 梓(AZ Consulting Firm)△
11. 厚真町・安平町産シナノキ/ チエモク株式会社 ○ × 木の種社 □ × 西埜馬搬 △
12. 下川町産セン/ チエモク株式会社 ○ × 三立木材 □ × 下川町森林組合 △
13. 札幌市産ハルニレ/ チエモク株式会社 ○ × 北見木材 □ × outwood △
TUMU 2025
厚沢部町の山林から伐り出された樹齢500年はあろうかというイチイ
【イチイ】常緑針葉樹。高さ10~15m。国内の寒い地域に自生します。北海道では街路樹・庭木として植えられることが多く、アイヌ語で「神の木」という意味をもつ「オンコ」と呼ばれます。晩夏、赤い実(仮種皮)ができ、リスや鳥類が食べに訪れます。ヒトが食べることもできますが、内部の種子にはタキシンという毒が含まれるため、かみ砕かないよう気を付けて。削りたては鮮やかなオレンジ色でだんだん茶色くなり渋みが出てきます。成長が遅いため大きな板は稀少ですが、材は緻密で辺材は白く心材とのコントラストが美しいため、丸太のまま彫刻や床柱に使われます。また、お内裏様が持っている木の棒(笏・しゃく)はイチイ(一位)の木が使われていて、昔から品位の高い木材として扱われています。現在は高級な材として表札にも人気があります。
【チエモク株式会社 (札幌市)】 札幌市西区小別沢にあります、チエモク株式会社です。 北海道産の木材のみを使い、食器を中心とした木工クラフト製品を製造しています。私たちの理念は「木のいのちも喜ぶものづくり」。よく工夫し丁寧な加工をして、お客様に長く愛されるような製品づくりをすることで、生きものであった木のいのちに報いたいと思っています。また貴重な天然林を守りたいという想いから、北海道産木材の中でも人工林の侵入木として採れる、成長の早いハンノキの活用に取り組んでいます。サステナブルな人工林から出る材の積極的活用、付加価値の向上に微力ながら貢献したいと思っています。
1. 厚沢部町産イチイ/ チエモク株式会社 ○
【サクラ(エゾヤマザクラ)】落葉広葉樹。高さ20m。北海道のお花見といえばこの樹種。5 月に開花します。明るい環境を好み、林 内で周囲の木が覆いかぶさってくると負けてしまいます。7 月に熟れるさくらんぼ(果実)、苦みがあってヒトにはおすすめしませんが、 野生動物にとっては大事な食料です。緻密で粘りがあり細かい加工に向いているので、版木や和菓子の型に使われていました。水に も強く食器やカトラリーにもむいています。経年変化が楽しめる木で、ピンク色が段々と飴色に変わり、耐摩耗性が高いため使い込 むほどにツヤも増してきます。サクラの木は香りも良く、加工していると花のような甘酸っぱい香りがするのはバラ科だからでしょ うか。削り屑はスモークチップになり、チキンとの相性が抜群です。
【株式会社コサイン( 旭川市)】 木のしあわせを届けよう~ 木とともに暮らす 私たちにできること ~ 私たちは北海道旭川市で「長く大切に使える、木の生活道具」 を作り、お客様の暮らしに木のぬくもりをお届けしています。1988 年に設立した株式会社コサインは、家具作りで残る木材を無駄に せず生かしきるため、小さなスイッチカバーや時計からものづくりをはじめ、現在ではハンガーラックやコート掛けなどのサイドファ ニチャーを中心に多岐にわたる製品を製造販売しています。2012 年には「コサインの森」を取得し、自然の尊さを学びながら、大切 な資源である木を材料無駄にせず、使い切る努力をしながらものづくりに取り組んでいます。お客様の声を大切にし、長く世代を超 えて使い続けることができる製品作りにこだわり、選んでいただいた製品が、未来に渡ってお客様の暮らしを豊かに快適にし続ける ことを願っています。
2. 上川地域産サクラ/ 株式会社コサイン ○
森林作業道開設のために線形にぶつかるため伐採した木を使用
【シラカンバ】 落葉広葉樹。高さ20~25m。台風などで木が倒れた空間でいち早く生育し、純林(単一の樹種で構成された森林) を形成します。白い樹皮が特徴で、森の中に立っているとよく目立ちます。果穂(種の集まり)は、空を舞う鳥の形をした「果鱗」 と、子どもが絵に描いたちょうちょのような「種子」で構成されます。種子は風に乗って80m ほど飛ぶことができます。冬、 雪の上でも「鳥」と「ちょうちょ」が見られるので、探してみてください。シラカンバ材は2020 年頃まで腐りやすくて柔いとレッ テルを貼られ割り箸やアイスの棒、パルプなどの製品寿命の短いものにしかほとんど使われていませんでした。確かに森の中 では菌や昆虫による分解が早く腐りやすいと言えます。しかし適切な管理の元で製材・乾燥された材は、白く美しく木材とし ての強度も十分な物です。木材として長い間先入観により日の目を浴びることがなかったシラカンバは、これからの活用が期 待される成長株です。
【樹凛工房(美瑛町)】 樹凛工房は北海道美瑛町の小さな家具工房です。日々のものづくりで北海道産の広葉樹を扱う中、主要な材を、森にこれ以上 負荷を与えることなく恒久的に使用し続けることができるのか・・・との思いの中、北海道に自生する白樺に持続可能な地域 資源としての可能性を見出し、市場に提案する活動を行っています。樹凛工房が参加する「一般社団法人 白樺プロジェクト」 の活動については、ホームページで詳しくご案内しています。お手に取られた様々な樹種の木製品、その背景に思いを寄せて いただけましたら幸いです。
【里山部(旭川市)】 里山部の森は、1700種近くの動植物が生息しています。生物の多様性を高めつつ、本質的な体験の場として保全と利活用を行っ ている森です。年間に伐採する木は10 本以下。木々の成長量を超えないように、かつ買いたい人が現れるまで伐らないスタ イルをとっています。里山部の木は、主に家具材として利用されています。使いたい人、つくる人、木こり(山主)と一緒に 森を歩き、選木し、かつ全部使い切るようにしています。モノになった後でも、伐り株に会いに来られる家具づくりも特徴です。 みなさまには、環境保全の見える化がされている森、顔の見える木こりが提供する、本質的な木材利用という選択肢を提案い たします。
3. 旭川市産シラカンバ/ 樹凛工房 ○ × 里山部 △
【スギ】常緑針葉樹。圧巻の高さ40m 超え。スギの自生地は青森県が北限ですが、北海道の道南エリアには古くからスギが植え られています。道南スギは、まっすぐ高く伸びる長寿の木で、古くから神聖な木とされています。さらに、スギは建築材料とし ても優れており、神社の建物や鳥居、社殿などに使われています。このため、神社の周辺にスギが植えられることが多いです。 道南スギは、中心部がピンク色で美しいのが特徴です。また、香りも良く、触れたときに温かみを感じるのは熱伝導率が低いか らです。一方で、傷付きやすいという特性がありますが、そのために子どもやお年寄りに適した材でもあります。ぜひ手に取って、 その魅力を感じてみてください。
【くらcra 合同会社(函館市)】 函館市で木の家具などを製作しています。 弊社では基本的に地域材を使用しています。 主に、森町の株式会社ハルキで製材乾燥 された道南スギを使用しています。 地産地消は地域の産業を盛り上げます。 また産地がはっきりしていること、材の狂いなどが 出にくいことは使い手にもやさしく、現代のものづくりに合っていると思います。 大量生産の時代が過ぎ去り、産業の人手は減り、 木を育てることも、木製品を作ることもハードルが上がっています。貴重な自然の素材として、より価値を感じていただけます と幸いです。
4. 道南地域スギ/ くらcra 合同会社 ○ × 株式会社ハルキ □
旭川市の新市庁舎の市民待合ベンチを製作した際の材を使用
【タモ】 落葉広葉樹。高さ30m。やや湿ったところを好みます。広葉樹は一般的に樹形が「うねうね」しますが、ヤチダモは「まっすぐ」 「断面はまんまる」なので、広葉樹林内を歩いていると、一見「まっすぐ」な幹が目に入り、針葉樹かな、と思います。冬の葉っ ぱが無い時期は、冬芽と葉痕を探すと楽しめます(王冠をかぶって、にっこり顔)。木目は、はっきりしていて、表情が豊かです。黄色っ ぽいので建物の中で目立ち、木が使われているとわかりやすい材です。粘り強く、曲げても折れにくいため、用途は幅広く家具や クラフト、手すりやフローリングにも。テーブルやカウンターには集成材(細い材を接着剤でくっつけて大きい板にしたもの)に 加工して使われているのをよく目にします。
【株式会社ガージーカームワークス(旭川市)】 gauzy calm works は家具産地の北海道旭川を拠点とするオーダーメイドファニチャーブランドです。 ものつくりのブランドであ り、確固とした製造実態を持ち、作り手である自分たちの「ものづくりを楽しむ心」、「挑戦する事を楽しむ心」、そして私たちが 主に扱う素材である木材を大事に思いながら活動しています。 好きで楽しく情熱を持って製作した家具は、きっとその思いも一緒 に使う人に届き、より豊かな暮らしを提供できるはずだと信じています。
5. 旭川市産タモ/ 株式会社ガージーカームワークス ○
中頓別小中学校の学習机製作時に余った材を使用
【トドマツ】常緑針葉樹。高さ20 ~ 30m。海沿い、山地に広葉樹と入り混じりながら生えます。北海道内では人工 林も多いです。針状の葉っぱの先端は、2裂しておしりに見えます。芳香があり、特に葉は蒸留してアロマオイルと しても利用されます。天然記念物・クマゲラが餌場としてトドマツを利用している場面もよく見かけます。北海道の 代表的な針葉樹で建築材、土木の杭、パルプ原料として使われています。乾燥後の比重は0.4 前後で、木材としては 軽い部類に入ります。英語で針葉樹材はsoftwood、広葉樹材はhardwood というように針葉樹は軽軟な材が多くなっ ています。軽いトドマツ材は運搬や加工のしやすさにメリットがあり、北海道の家づくりには欠かせない材料となっ ています。
【合同会社フィールドギフト(当麻町)】 フィールドギフトは当麻町を拠点に『木と社会をつなぐ』をキーワードに活動しています。 木育と、ものづくり。 木 材の温かみや魅力を、木に触れる体験を通して伝え、人々が木とより深く関わる機会をつくっています。 森と、木材。 地元の木を積極的に利用しながら、20,000 ㎡の所有林を森林体験の場として活用しています。 森を知ることで木を使 う人が森林保全に気を遣う人になるようにメーカー、ユーザーに働きかけています。
6. 中頓別町トドマツ/ 合同会社フィールドギフト ○
カラマツの植林地に侵入木として生えてきたものをカラマツの主伐に合わせて伐採したものを使用
【ハンノキ】落葉広葉樹。高さ20m。丸くて肉厚なぎざぎざの葉っぱが特徴的です。幹は、「むきむき」した感じ。伐ると、断面がオレ ンジ色に変色します。木材は山にたくさん生えていてまっすぐ伸びる欠点の少ない太くなる樹種がメジャーな木として流通し、その他 の広葉樹 は雑木と呼ばれ家具の引き出しの内箱やソファーの骨組みなど見えないところに使われていました。近年、マイナーな木の価 値を発掘する動きがあります。ハンノキの魅力は赤味がかったやさしい色合いときめの細かいしっとりとした肌触りです。食器などク ラフト材として活躍しています。
7. 下川町産ハンノキ/ チエモク株式会社 ○
当麻中学校の学習机製作時の端材使用
【マカバ】標準和名はウダイカンバ。落葉広葉樹 。高さ25m。シラカンバに近い仲間ですが、比べると、より標高の高い場所に生育し、 葉っぱが一回り大きく、大径木になることが多いです。樹皮は、グレーがかった白。丸太の切り口を見ると中芯に近い部分の色が 濃く(心材・赤身)、樹皮に近い部分の色が白くなっているもの(辺材・白太)があります。樹種によってその差がはっきりして いるものとそうでないものがありますが、ウダイカンバはその個体差が激しく、心材の割合が多いものはマカバ、辺材の割合 の多いものはメジロカバと呼びマカバは皇室御用達の高級材で1 本の丸太に770 万円の値がついたこともあります。
8. 当麻町産マカバ/ 合同会社フィールドギフト ○
【ナラ(ミズナラ)】落葉広葉樹。高さ30m。しばしば周囲長1mを超える大木になります。ドングリがなる木で北海道を代表す る樹種の一つです。ミズナラを輪切りにするとチキンライスの香りがします(ベーコンのようなスモーキーさと、トマトのよう な酸味)。天然マイタケは、ミズナラの巨木の根本に発生します。高級家具、床材、ウイスキーやワインの樽、薪や炭など、多 用途に利用されます。家具材は虎斑と呼ばれる模様が美しく、床材は耐久性が高く、樽は芳香が素晴らしく、薪や炭は火持ちが 良く、非常に利用価値が高い木です。1950 年前後には北海道のミズナラがヨーロッパに輸出されていたこともあり、世界的に も良材として認められています。多方面で人気のミズナラですが、貴重な資源を使い続けられるように考えていかなければなり ません。
9. 上川地域ミズナラ/ 株式会社コサイン ○
【STORY】桃の木は一般的に、1-5 年目が若木、6-12 年目が成木、13 年以上は老木と呼ばれます。今回切った桃の木は、なつっこと いう品種で、樹齢20-25 年でした。桃の木の中でも、超後期高齢者です。桃の木は実の重さで年々折れ曲がり、枝が垂れ下がります。 樹齢を重ねた桃の木は、形の良い桃の実をつけることができず、農協や市場へ出荷できなくなります。老木の桃は、味はとびきり美 味しく、一流の甘い実をつけますが、日本の消費者は桃を贈答品として取り扱う事が多く、見た目の悪い桃は市場に出回りません。 そのため、どんなに味の良い桃を成らす木があっても、形の悪い実をつける15 年以上の老木は、伐採して植え替えるしかありません。 山梨県で果樹園を営む花田満さん( 筆者の叔父/2025 年時点75 歳)が桃の木を植え大切に育ててきましたが、昨年の猛暑と雨不足で、 ついには直径30 センチ以上の太い枝も2本折れてしまいました。さらには老木のため虫がたくさんつくようになり、桃特有の病気 も発生していました。大枝が折れると、そこから水分がどんどん蒸発し、木の痛みが進みます。折れた部分をきれいに処理しても、 内部にはひびが入っていることが多く、養分と水分を実に行き渡らせることができなくなります。そんなこともあり、今回樹齢 20-25 年の桃の木を2本切りました。切った木は、通常畑で燃やします。農家は木や枝を燃やして、またその灰を土にして、循環さ せます。今回燃やす予定だった桃の木は、とても太くて立派だったため、SNS で再利用してくださる方を募集し、大学の先輩である 馬場さんに繋がりました。 また、桃畑を引き継ぐという過程で初めての伐採となり、満さんの愛着のある木を別の形で残せたら、という思いもありました。桃 の師匠である満さんは、先代の時代から、梨、葡萄、桃農家を営んでおりました。3年ほど前に脳梗塞を患い、過酷なリハビリを経て、 今では日常生活には困らないくらいに回復しました。手足はなかなか思うように素早く動かすことができず、脚立に登ったり、暑さ・ 寒さの中で働くことが難しくなりました。私は東京でメーカー勤務をしながら、土日や長期休暇の度に、満さんの畑を夫婦二人で手 伝うようになりました。2024 年4月からは、私がメーカーを退職し、満さんの桃農園を引き継ぎました。満さんが手塩にかけて育 てていた桃の木は、「AZ Misaka Farm」という畑の名前で、2024 年7月からオンラインや桃狩りで桃とジャムを販売しています。長 年育てた、甘い実のなる桃の木を切ることは、桃農家では普通のことで、毎年順番に木を切って、新しい苗を植えて、畑は循環して いきます。 今回大木の桃を切ったことは、満さんと私の中ではとても象徴的な出来事でした。形を変えて「tumu」というウッドピースに生ま れ変わった桃の木は、満さんのこれまでの人生が詰まっているように感じます。(文責 高橋梓)
10. 山梨県笛吹市桃/ 一般社団法人森の輪 □○ × 花田 満、高橋 梓(AZ Consulting Firm)△
【シナノキ】落葉広葉樹。高さ20m。日本を代表する蜜源樹の一つで初夏に採れる蜂蜜は花の香りが濃厚で美味しい。秋になる と1 枚のプロペラにぶら下がった、数個のベロア素材に包まれたような丸い種が風に乗って舞い落ちる。樹皮は強靭でシナ布や 縄の素材として古くから使われています。シナの材は、やわらかくて腐りやすく木目も不明瞭と言ってしまうとダメな木なのか と思ってしまいますが、暮らしの中にたくさん使われてます。おとなしい木目、色白で欠点が少ない木肌は建築の内装材や家具 材にシナ合板として活躍します。また、彫刻刀で削りやすく直径が1mになる木もあるため、大きな木彫りのクマはほとんどが シナで作られています。
11. 厚真町・安平町産シナノキ/ チエモク株式会社 ○ × 木の種社 □ × 西埜馬搬 △
【セン】落葉広葉樹。高さ20m。手のひら状で、大人の顔くらいの大きさの葉っぱが特徴的です。秋には黄色く色づきます。若 木や枝にはトゲがあります。春、若い芽はおいしく食べられます。同じ樹種であれば材質も同じ?成育した環 境や遺伝子の違い によって、広葉樹は成長が早い(年輪幅が広い)ほうが比重が高く、成長が遅い(年輪幅が狭い)ほうが比重が軽くなります。 年輪幅が極端に狭いものを糠目( ぬかめ) といい、真っ直ぐな木目が美しい反面、材がもろいので適材適所で使います。センは この差が顕著で「ヌカセン」「オニセン」と、区別して呼ばれます。
12. 下川町産セン/ チエモク株式会社 ○ × 三立木材 □ × 下川町森林組合 △
【ニレ(ハルニレ)】落葉広葉樹。高さ30m。やや湿った場所に生えます。丸く、薄い、翼のついた種が房 状にたくさんなります。 5 月頃、初夏の風の強い日には、北海道各地でハルニレの種が舞います。ニレの材としての魅力は太い丸太が多く迫力のある板 がとれるため、一枚板のテーブルに使われているのをよく見ます。また、土砂崩れや洪水で倒れた木が湖沼の堆積作用などによっ て土中に埋まり数百年たつと木の成分と土や水中の成分が反応して灰色や黒っぽく変色しこういった木材は「埋もれ木」といい、 護岸工事や水田の区画整理の際に出てきます。北海道ではニレの木が多く「神代ニレ」と呼ばれ工芸品や高級家具に使われます。
