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事 業 普及啓発事業
名 称 森の輪プロジェクト~morinowakko~
開 始 2019年〜
森の輪プロジェクトは、赤ちゃんとその保護者に自治体から命の輪(森の輪)を贈る取組です。木製玩具 森の輪(morinowakko)は、それぞれの自治体で伐採した木を使用しています。職人の手によって一つ一つ丁寧につくられます。そうしてできあがった森の輪は、その自治体で生まれた赤ちゃんに贈られます。そして、保護者のみなさんがお手入れすることで、長く使えるものになります。森の輪には「森と人」「人と人」「人と地域」とのつながりの輪が世代を超えて広がって欲しいという願いがこめられています。
2020 ウッドデザイン賞(日本)
2021 キッズデザイン賞(日本)
2023 iF DESIGN AWARD 受賞(ドイツ:世界三大デザイン賞のひとつ)
木に親しむ
生まれた赤ちゃんが、手にするもの口にするものとして
木製品を提供することで木に親しみをもてる土壌をつくる
木の国といわれる我が国において、「木」というものに対し意識的に目を向け生活している人は、どの程度いるので しょうか。2004年に北海道庁より「木と ふれあい、木に学び、木と生きる」取組として「木育」という言葉が世に発信されました。2006年には、林野庁の森林基本計画にも明記され、全国的に木育活動が行われるようになっています。 木との関わりを通じて豊かな感性や人間関係を育み、さらに人と自然が共生する社会を目指す「木育」。 森の輪には、赤ちゃんにとって初めての「木」との出会いに最適な要素が詰まっています。
木製品の手入れを学ぶツールとして
「森の輪」の袋の中には、お手入れ用として紙やすりが入っています。これまで木製品を使用したり、購入する機会が 少なかった子育て世代のみなさんにとっては、木製品の特徴や手入れの仕方などを学ぶきっかけとなるのではないで しょうか。木製品は、キズや汚れがついても人の手でメンテナンスできる素敵な素材です。少しの手間をかけることで、 長く愛せるものとなります。
乳幼児の育児・保育
生まれた赤ちゃんに寄り添うシンプルで親しみやすく
世界的な評価を受ける意匠をもつ工芸品「森の輪」を贈る
赤ちゃんにとって、木にはじめて触れる特別な瞬間を大切にしたいという想いが込められています。どんな素晴らしい木製品でも、赤ちゃんが遊ぶには難しかったり、危険だったりすると、小さな赤ちゃんに触れさせることはできません。「森の輪」は、にぎる・なめる・かむ、など乳幼児期の基本的な発達に合わせて親しめるシンプルな製品ですので、赤ちゃんがはじめて木に触れるファーストウッドにぴったりです。
地域の木材で制作した森の輪は、日本食品分析センターにて必ず検査をしています。




環境教育と地育
子育て世代に対して地域の資源で出来た木製品を
使ってもらうことにより環境について考える機会の創出
私たちの生活が便利で豊かになるのと同時に、世界的に環境の破壊が進み様々な問題が起きています。地球温暖化、生物多様性の保全、持続的な森林管理など、国際社会が国境を越えて向き合っていくべき多くの課題があります。私たち一人ひとりが、身近な自然や環境について学び、考え、行動することが求められています。 森の輪は、材料となった樹木のこと、その樹木を育んだ森や地域のこと、またはその樹木と共にひしめき合った生き物のことなどさまざまなことに思いを馳せることができる生きた教材です。生まれた赤ちゃんが、安心して成長できる未来のために。森の輪は、地域の自然に目を向け、その価値を再発見する一つのきっかけになります。
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